まんが日本昔話 火男の動画
□あらすじ
昔、ある所に、働き者のお爺さんと強欲で怠け者のお婆さんが住んでいました。
ある日、いつものようにお爺さんが山で柴を刈っていると、ほら穴から「柴よこせー、柴よこせー」と声が聞こえてきました。お爺さんが穴に近づくと、持っていた柴がスッと吸い込まれていきました。穴から「もっとよこせ」と声が聞こえるので、人の良いお爺さんは言われるがまま沢山の柴を運びました。そのうち、お爺さんまで穴に吸い込まれました。
穴の中の世界は真っ赤な火の世界で、火の神様から「柴のお礼に」と宝物の入った包みをくれました。家に帰って包みを開けてみると、おかしな顔をした変な男の子が入っていました。お婆さんはプンプン怒りましたが、お爺さんは「火男」と名付けて大切に育てました。
この男の子は、口も聞かずヘソばっかりイジっていたので、とうとうヘソが腫れ上がってしまいました。可哀そうにと思ったお爺さんがキセルでポンと叩いてみると、なんとヘソから一枚の小判がでてきました。小判が出るたびに少しだけヘソは小さくなるので、お爺さんは毎日3回だけヘソを叩きました。
放送日:1975年01月28日(昭和50年01月28日)
火男